香水を、自分時間の始まりに。
一日の用事が終わって、やっと自分の時間。
それなのに、気づけばスマホを眺めている。
読みたかった本も、観たかった映画も、そのまま。
そんな夜の始まりに、手首にひと吹き。
肌にまとう香りが、動くたびにふと立ちのぼる。
それを、自分の時間へと切り替える合図にする。
インク、雨に濡れた石、湿った苔。
嗅いだことはあっても、まとったことのない匂い。
自分のために選ぶ香りには、こんな選択肢があってもいい。
本を読む。
映画を観る。
音楽を聴く。
何もしない。
何をするかは、自分で決めていい。
肌から香る、自分の時間
couri ─ 香里
香りは、遠くまで届くもの。
里は、帰り着く場所。
知らない街を歩き、見たことのない景色に触れる。
その一方で、香りをきっかけに、自分の内側へと意識が向かうこともある。
遠くへ向かうこと。
自分の内側へと向かうこと。
その二つの意味を、「香里」という名前に込めています。
The origin of couri
Founder’s Note
心臓の手術を受ける前、手術の後もしばらく病室で過ごしました。
時間は、いくらでもありました。
けれど、本を開いても、映画を観ても、気分が切り替わりませんでした。
病室の匂いが、いま自分がどこにいるのかを、何度でも突きつけてきたからでした。
人々が仕事に向かっていく、街へ出掛けに行く。
病室の窓から覗く人の日常が羨ましかったです。
そこから連れ出してくれる何かが、欲しかったと感じました。
あのとき分かったのは、時間があるだけでは、自分の時間は始まらないということです。
一人でいても、意識が外に向いたままなら、それは自分の時間ではない。
本を読むにも、先に要るものがある。
自分に戻るための、合図です。
匂いは、いま自分がどこにいて、どんな時間の中にいるのかを、いちばん早く教えてくれる。
病室の匂いは、現実に引き戻した。
だから、香りを作ることにしました。
遠くに広げるためではなく、自分のために、肌にひと吹きする香水を。
動くたび、ふと香って、いまが自分の時間だと思い出させてくれるように。
人を大切にするためにも、自分に戻る時間がいる。
couriは、自分の時間を始めるための香水です。
田村 慎也
Founder & Creative Director
香りの入口は、Archive に。